台北日本人学校日記

2022-01-14 学校ニュース

メディアセンター 先生のビブリオバトル 

2022年1月13日ロング昼休みに3階メディアセンターで、中学部図書委員会主催の「ビブリオバトル(先生)」が行われました。本校でのビブリオバトルは昨年度から始まりました。発表者が先生なのは今回が初めてです。

ビブリオバトルの目的は「本を楽しく知ってもらう」ことです。今回は、発表の先生が3分間以内に中学生におすすめする本を紹介。1分間で質疑応答。発表がすべて終わったところで、最後に、中学生と先生の観戦参加者が「どの本が一番読みたくなったか」挙手で投票し、最も多くの票を集めた本が「チャンプ本」となります。

R3中学部後期_先生同士のビブリオバトル_ポスター

4人の先生登場後、まずは意気込みを語っていただきました。「勝ちます」「ゆずれないたたかい」「お手柔らかにお願いします」「負けられない」

そして、ビブリオバトル開始—

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①人生を変えたい人に読んでほしい本。フルマラソンが走れるようになるには、一日5キロ走ること…これはうまくいきません。答えは、一日一回ランニングシューズを履くこと。どうして?その答えがこの本にあります。(スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』ダイヤモンド社、2017)

➁数えるという日本語の奥深さを知ることができる本。なんと初めに紙一枚登場。数え方は「一枚」。その紙を筒状にすると「一本」。さらにドーナツみたいにまとめると「一個」。同じ紙なのに。どうして?人生が変わる1冊。(飯田 朝子『数え方でみがく日本語 』筑摩書房ちくまプリマー新書、2005)

➂本が苦手な人やちょっとやそっとじゃ感動しない人に読んでほしい本。ジェットコースターのような本。短編小説ということと、最後のラスト一行で衝撃の事実。(百田 尚樹『幸福な生活』祥伝社文庫、2013)

➃戦争の本当の姿を知ることができる本。「これからも読み継がれて何かを感じていってほしい」本。戦争の現実に目をそむけず見てほしい。(中沢 啓治『はだしのゲン』汐文社、1986)

先生が一言言うたびに「わあ!」「えー!」とリアクション。観戦参加者の人は全員、先生の発表を一言も聞き漏らさないよう耳を傾けていました。また中学生だけでなく小学生も聞きに来ていました。

発表2

人が「本」をつなげる、「本」で人がつながる、価値ある時間。発表者の先生に心から感謝いたしします。また中学部図書委員さんお疲れ様でした。いい雰囲気でしたね。

近々、紹介された本はメディアセンターで展示します。どの本も中学生に読んでもらいたい本です。

この本から一緒にブックトークを始めてみませんか。きっと楽しくなること、間違いありません!