台北日本人学校日記

2020-12-17 学校ニュース

小3 人権学習

台北日本人学校では、12月1日から24日まで、人権月間です。小学3年生にとって、人権という言葉は、まだまだ難しいところもあります。今回の学習は、障がいを持つ人たちについての理解と認識を深め、思いやりをもって人間関係を築いていくことを目的としました。みんな、生活の中で、体が不自由な方を見かけることがありました。

身の回りの建物などで、どんな工夫がされているかな。

もし、目の前に、体の不自由な方がいたら、どうしますか。

子どもたちは、それぞれたくさんの予想や意見を述べていました。点字ブロック、スロープ、車椅子利用の方専用のエレベータのボタンなども出ました。知らない人に話しかけられたら、怖がっちゃうんじゃないかな。手伝ってあげたいけど、不審者って思われるかな。思い思いの気持ちを述べてくれました。

まず、アイマスクを用いて、目の不自由な方の気持ちを体験しました。

ーあと3歩先くらいに段差があるよって言われたから、ちょっと安心した。ペアの人が、ゆっくりついてくれたから、怖くなかった。少しの段差でもとても怖かった。手や腕を急に引っ張られるとびっくりした。

次に、車椅子で、足の不自由な方の体験をしました。

ータイヤだから、スピードを出せるけど、勢いをつけて押すと危ないと思う。自転車といっしょで、急ブレーキをかけると、乗っている人が前に倒れてしまうこともある。スロープがあっても、タイヤがうまく乗らないことがあって、難しかった。

それぞれ体験を通して、体の不自由な方の不安な気持ちに気づくことができました。そして、どんなふうに声をかけたり、助けたらいいのか、自分の考えを見出すことができました。

この機会に、ご自宅でも、子どもたちに「「人権」を考えるお話をしていただけたらと思います。

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