新校舎について

  • 様々な学びにつながる

     子どもたちの主体的な学びへつなげる、①対話を行うグループ学習、②情報を集める個別学習、③それらを伝えるプレゼンテーションを前提に、調べ学習コーナーやアクティブラーニング室を設置しています。
     また、メディアセンターを各教室からアクセスしやすい教室棟の中心に設け、国際理解やメディアを活用した学習の拠点としています。
     わかった!という瞬間と、それを自分の言葉で伝える体験が「学ぶ楽しさ」につながります。

  • 人と人とがつながる

     年間多くの児童・生徒が転出する入れ替わりの多い学校です。出会いと別れを通して人とのつながりを大切にする気持ちがめばえます。
     台湾で同じ時間を児湯遊している縁を大切にできるように、DENやハイカウンターテーブルなど自然な交流が生まれる工夫をしています。
     様々なつながりからコニュニケーションが生まれることで、楽しく学校に通ってもらいたいよいう願いを込めています。

  • 多彩な活動につながる

     オープンスペースやマルチスタジオなど多目的スペースが各所にあり、多彩な活動にちながります。
     読み聞かせコーナーやボルダリング場、茶室を備えた和室など“ワクワク”に出会ったり、“好き”を表現できる空間を用意しています。
     居心地の良いくつろぎの場を作り、一人ひとりが自分らしくいられる場所、落ち着く居場所のある学校を目指しています。

  • 安全安心につながる

     地震や台風などの災害に想定し、避難動線を確保した災害に強い校舎です。
     また、人的警備に加え顔認証による入校管理や監視カメラにより高い警備体制を実現しています。
     中庭を中心に一周できる教室棟は死角が生じず採光の良い明るい校舎です。手すりやスロープを設置したり、ピクトグラムを活用してユニバーサルデザインにも配慮しています。

  • 世界につながる

     少人数で学ぶ外国語専用教室を設置して、小学校1年生から充実した英語と中国語の授業を実施しています。
     また、茶道体験や夏祭りなどの活動を通して日本文化に親しみます。そのうえで台湾の子どもたちと行う交流は文化の違い、多様性に触れるきっかけとなります。
     地域社会での交流を通して日本文化の発信地となる学校を目指しています。

  • 未来につながる

     全館に高速Wi-Fiを整備した新校舎では、どこからでもストレスなくインターネットにアクセスできます。タブレット端末を使用することで場所や空間を選ばない授業内容の幅が広がります。
     全教室にプロジェクターを設置して、授業内容や成果を共有・発表するなど、ICT機器を使った主体的で対話を伴う学習に取り組んでいます。

新校舎施設

新校舎教室紹介

バーチャル新校舎見学(3Dデータをご覧いただけます)

中学部教室

小学部教室

アクティブラーニング室・和室

アリーナ、プール


新校舎のコンセプトは「つながる学校 ~子どもたちが楽しんで通う学校~」です。
本校のキーワードである「元気なあいさつ」「豊かなコミュニケーション」「笑顔を生み出す台北日本人学校」をさらに実現するような校舎を計画しました。

様々な学びにつながる

2020年度から始まった新学習指導要領(中学部は2021年度から)では学ぶ内容がさらに深く、そして学び方が多様になります。今回の新校舎建設は老朽化に伴う耐震対策というのが一次的な目的ではありますが、これから始まる様々な学び方に対応する教育環境を実現したいと考えています。
これからの教育は、①対話や議論を行うグループ学習、②知識をインプットしたり個別に情報を集めたりという個別学習、③そしてそれらを様々なメディアを使って言葉で伝える、発表・プレゼンテーションが大きな柱となります。新校舎では、こうした多様な学び方を前提に、オープンスペース(広い廊下)やメディアセンター(図書館)内の調べ学習コーナー、アクティブラーニング室を設けました。
わかったという瞬間、それを自分の言葉で伝えることができたという場面がたくさん生まれれば、子ども達にとって「学ぶ楽しさ」を感じられる学校になると考えています。

人と人とがつながる

本校は年間約4分の1の児童生徒が転出入する入れ替わりの多い学校です。入れ替わりが多い学校だからこそ、出会いや時間を大切にできる子どもたちが多いと感じています。縁あってこの台湾で同じ時間を共有している子どもたち・先生たちの間で、自然な交流が生まれ対話が誘発される空間が求められます。新校舎ではそうした空間として小学部廊下のDEN、中学部廊下におかれるベンチ・ハイカウンターテーブル、多目的サロン、体育倉庫棟内のミーティングスペースなどを設置しました。
様々な人のつながりが生まれること、安心してコミュニケーションができる環境を通じて、楽しく学校に通ってもらいたいという願いを込めています。

さらに、前述の場所に加えメディアセンター内の読み聞かせコーナーや、鏡張りスペースのある多目的ホール、茶室を備えた和室など、多様な個性や興味関心を持った子どもたちに応じた活動、表現のできる場所があります。また、地震や台風などの様々な災害に配慮した設計としています。

2021年6月から新校舎での授業がスタートし、2022年4月にグラウンドを含めた全体の使用を開始しました。

計画概要

目  的 :老朽化に伴う校舎建替により、教育環境の向上を図る

建設場所 :現在の校地(台北市士林区中山北路6段785号)

新校舎概要:

現在のグラウンドの場所に新校舎を建設し、現校舎の場所を新グラウンドとします。
大きく以下の4つエリアに分かれます。
・教室棟(地下1階~地上3階):普通教室、特別教室、職員室、メディアセンター(図書館)、
 多目的ホール、和室など
・体育館棟(地上4階):プール、アリーナ
・体育倉庫棟:体育倉庫、課活倉庫など
・グラウンド

コンセプト

「つながる学校 ~子どもたちが楽しんで通う学校~」
・様々な学びにつながる
・人と人とがつながる
・多彩な活動につながる
・安全、安心につながる

新校舎の主な特徴

1.
学びの拠点としてメディアセンターを中心とした普通教室の配置
メディアセンターの周りには調べ学習コーナーアクティブラーニング室を配置
2.
小学部の普通教室は開閉可能な可動式の壁とし、教室前には多様な活動ができるオープンスペース
オープンスペースや廊下にはDEN(小学部)ベンチ(中学部)を設置
3.
子どもたちの運動量確保
室内:プールアリーナ(体育館棟)多目的ホール(教室棟)
屋外:グラウンド、多目的スペース、テニスコート兼バスケットボールコート、遊具広場
4.
ICT教育を支えるネットワーク環境

スケジュール

2021年6月 新校舎(教室棟・体育館棟)での授業開始
2022年3月 全体竣工