台北日本人学校日記
小6 士林地方院見学
小学部6年生は、6月6日(金)と6月20日(金)の2日間に分かれて、士東路にある士林地方法院(士林区の地方裁判所)へ行ってきました。社会科「国の政治のしくみと選挙」で学んだ裁判所の役割について、講義を通して日本と台湾の司法制度と比較しながら学びを深めることができました。裁判所では、実際の裁判を見学したり、役割に応じた法被を着て法廷で写真撮影をしたり、貴重な経験を得ることができました。
5年生 デジタルシティズンシップ講座
6月11日(水)にデジタルシティズンシップの学習があり、5年生は「AIは、私たちに影響をあたえるの?」という授業をしました。講師の先生から人々を幸せにしようとしてAIロボットが偏りのある行動をしてしまったことで、不公平な結果をつくってしまったという物語を聞きました。子どもたちは、それぞれの登場人物の気持ちやどうすればよかったか、自分がロボット会社の人なら何ができるかなどを活発に話し合いました。まとめでは、話し合いを通して、どんなに便利な機能や新しい技術でも、周囲の気持ちを想像しながら、立ち止まって考えることの大切さを学ぶことができたと思います。
6月21日(土) 全校授業公開日
6月21日(土)全校授業公開を行いました。
多くの保護者の皆さまにご来校いただき、各学年、各クラスの授業の様子をご参観いただきました。
子どもたちは、保護者の方が教室に入ってくると少し緊張した様子も見られましたが、いつも以上に張り切って授業に取り組む姿が印象的でした。
授業では、発表したり、友達と意見を交わしたりと、これまでの学習の成果を見せようと一生懸命頑張る姿が多く見られました。保護者の方々の温かいまなざしが、子どもたちにとって大きな励みになったことと思います。お忙しい中ご参観いただき、ありがとうございました。
4年生 【ごみ処理場・下水処理場見学】
6月5日(火)、4年生が社会科の学習の一環として、ごみ処理場と下水処理場の見学に行きました。普段はなかなか見ることのできない施設を実際に見学し、ごみがどのように処理されるのか、使い終わった水がどのようにきれいにされているのかを知る貴重な機会となりました。
子どもたちは施設で働く方々の説明を熱心に聞き、分別の大切さや水を大切に使うことの意味を改めて感じていました。「自分たちの暮らしは、たくさんの人の働きや努力に支えられているんだ」と気づくことができた、学びの多い一日となりました。
これからの生活の中でも、今回の見学で得た気づきを大切にしていってほしいと思います。
小学1年生 歯科指導
6月4日は虫歯予防デーということで、歯科指導が行われました。どうして虫歯になるのかや、歯の正しい磨き方などを指導していただきました。歯の染め出しを塗ってもらった子どもたちは、鏡を見ながら赤い部分がなくなるまで一生懸命に歯磨きをしていました。
小5 頭城休閒農場 宿泊学習
5年生は、5月28日・29日と、頭城休閒農場に宿泊学習に行きました。
天気が優れない中でしたが、無事に学習を終えることができました。
バスレク、野菜の収穫、トートバッグ作り、ハーブ作り、グリーンアート作り、キャンプファイヤー、スタンプラリー、部屋での自由時間と、たくさんの活動を通して、仲を深め、協力することを学びました。
子どもたちにとって、よい思い出ができるとともに、学校だけでは学べない力を身に付けたことと思います。
様々な準備をしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
【メディアセンター】「小6国語✕図書のコラボ授業」
本校の小6国語✕図書のコラボ授業を紹介します。
<1回目>「公共図書館を活用しよう」
小6国語「公共図書館を活用しよう」光村図書
1 図書館の使い方おさらい(静かに過ごす/分からないことは司書に聞く/図書館に行けばんんとかなる)
2 日本十進分類法(NDC)
3 分類について(分類はスーパーマーケット・分類記号ラベルの見方)
4 犬の本、どこですか?(動物・犬の飼い方・もうどう犬・『フランダースの犬』(物語))
5 調べ学習について(社会科・理科)
6 公共図書館を利用するとき
7 学校の図書館にはない公共図書館サービス(点字図書・大活字本・録音図書・拡大読書器・音声読み上げ機)
9 小6国語ナビ「公共図書館を活用しよう」(台北市立図書館・文学館・博物館など)
1 ブックトーク(高学年~中学生 テーマ「ラストを見逃すな!」)
<2回目>「漢字の形と音・意味」
1クラス人数分漢字辞典を準備。漢字クイズ(空欄に共通して入る漢字)サポート
<3回目>「春のいぶき」
Sagasokka!で「春の季語」を紹介。紙の図書「春の俳句」関連も紹介。教科担当と一緒に子どもの「春の俳句」作成サポート
<4回目>「聞いて、考えを深めよう」
全部で7つの班がメディアセンターにインタビュー(一班10分間程度)に来ました。
Q&A ※一部紹介
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蔵書数(約30,000冊)
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去年から何冊増えましたか(約5700冊)
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去年一年間で借りられた数(57,539冊)
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どのジャンルが一番多いか(9類10,173冊)
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イベントのどのように計画を(旬の話題や世の流れにそって。教科とコラボ)
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なぜたくさんの本をそろえようと思ったのですか。(人の数だけすきなことがちがい、いろいろなことにきょうみをもってほしいから)
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なぜ図書室の先生になろうと思ったのですか。(図書はすべてとつながる魅力があるから)
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メディアセンターのいい所(メディアセンターが学校の真ん中にあること)
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先生が図書の授業で学んでほしいことは?(想像力と好奇心。学びには無限大の可能性がある)
避難訓練
5月20日、地震を想定した避難訓練を行いました。
校舎内から校庭へと素早く静かに全校児童生徒が避難しました。
もしもの時に備えて、真剣に緊張感をもって避難訓練を行うことができました。
小3 天母調べ
小学部3年生は、天母調べに行ってきました。
A・B・Cの3つのコースに分かれ、それぞれ天母にはどんな建物があるか、どこに人が集まっているのか、道路や車の様子はどうなっているのかなどを調べました。
Aコースは学校の東側(士東市場や天母棒球場など)、Bコースは学校の西側~南側(美術館や天母西路)、Cコースは学校の北側(図書館や警察署)を中心に調べました。
学校の周りにも、まだまだ知らないことがたくさんあったようで、子どもたちにとっても興味深かったようです。
これから調べたことをまとめて、大きな「天母マップ」を作ります。
薇閣小學校交流会
多文化の架け橋 〜4年生交流会レポート〜
5月21日(水)に、台北日本人学校アリーナにて、小学部4年生と私立薇閣小學校の4年生児童、あわせて約200名が参加する国際交流会を行いました。
はじめの会では、本校児童が日本語と中国語の両方で司会進行を務めました。アリーナに響く流暢な中国語は、多文化に触れる本校ならではの雰囲気を感じさせるもので、会の幕開けにふさわしいスタートとなりました。続いて、両校の校長先生より温かいご挨拶をいただき、記念品の交換も行われました。薇閣小學校の校長先生からは、「秋にはぜひ日本人学校を訪問し、再び交流できるのを楽しみにしています」との言葉を頂戴し、両校の友好関係が大切に育まれていることを実感しました。
交流会では、子どもたちはグループに分かれて名刺交換を行ったあと、「じゃんけん新聞紙ゲーム」と「じゃんけん列車」の二つの活動に取り組みました。「じゃんけんぽい!」「じぇんだう しうしー とぅぶー!」という日本語と中国語が飛び交い、笑顔と笑い声に包まれたひとときとなりました。言葉の壁を越えて、協力し合いながらゲームを楽しむ姿は、まさに交流の意義を体現していたように思います。
限られた時間ではありましたが、普段の学校生活では得がたい、貴重な異文化交流の場となりました。子どもたちにとって、相手を理解し、尊重する心を育む良いきっかけとなったことでしょう。
なお、秋には本校の3年生が薇閣小學校を訪問し、同様の交流活動を予定しています。今後もこのような交流を通して、子どもたちの視野が広がっていくことを期待しています。
【メディアセンター】「小5国語✕図書のコラボ授業」
本校の小5国語✕図書のコラボ授業を紹介します。
「図書館を使いこなそう」
小5国語「図書館たんけん」光村図書
1 図書館の使い方おさらい(静かに過ごす/分からないことは司書に聞く/図書館に行けばなんとかなる)
2 図書分類法(日本十進分類法(NDC)・中文図書分類法・デューイ十進分類法・本校メディアセンターの分類法)
3 馬の本、どこですか?(馬の育成・馬の本・『馬と明日へ』)
4 分類について(分類はスーパーマーケット・分類記号ラベルの見方)
5 チャレンジ問題(1イヌ・2ネコ・3魚・4牛・5うさぎ・6鳥)※班ごとにテーマの本を3種類以上見つける
6 著作権とは?(NHK for School・教科書の文章)
7 記録カードをノートに書く(引用「~~~~~」(〇〇ページ)出典(①作者・監修者・編集者 ②題名 ③出版社(発行所) ④出版年(一番新しい年))※班で見つけた本を使う。
8 まとめ
【メディアセンター】「小4図書の授業」
本校の小4図書の授業(1回目~4回目)を紹介します。
【1回目】「学校図書館オリエンテーション」
1 読み聞かせ『ヤクーバとライオン』
2 図書館の使い方おさらい(静かに読書/分からないことがあったら、司書に聞く/知識を得たら、図書館に置いてある調べ学習カードに書く)
3 しらべ学習について(例:社会科・理科)
4 本を借り方(ひとり5さつ2しゅうかん/メディアセンターカード/本のバーコード/本のかいだん)
5 本の返し方(本のかいだん/ブックトラックにもどす/分類をあわせる)
6 予約(予約=だれかが借りている本/予約ひとり2さつ/カウンター・自分で)
7 本のけんさく(OPAC)
8 本のかしだし・どくしょ
【2・3・4回目】「百科事典を使いこなそう」
1 百科事典の使い方・百科事典クイズ(15分間)
※一人一冊百科事典(『総合百科事典ポプラディア第三版』)を使用。
①ロイロノートで「ハテナシート」を配布 ②渡された巻数の問題を解く
2 図書の授業ルーティン(本を返す/本をさがす・読書/本を借りる)