‘新校舎ニュース’
新校舎紹介 ~オープンスペース~
オープンスペースは小学部の教室の前にある広いスペース(廊下)です。教室の横幅と同じぐらいの幅があります。小学部の教室は、開閉式の扉になっていて、扉を開くことで教室とオープンスペースを一体的に使うことが可能です。個別学習、協同学習など多様なスタイルの学習に対応することができます。
これまでのオープンスペースの使用例を紹介します。
1.教室の延長として
オープンスペースでも授業が可能です。オープンスペースには可動式掲示板があり、一面が掲示板、一面がホワイトボードになっています。
2.掲示物の展示
可動式掲示板に作品や発表ポスターを掲示しています。教室内の掲示よりも多くの人、多くの学年に見てもらうことができます。
3.学年集会
(1)修学旅行説明会
オープンスペースは1学年全員が集まっても十分な広さがあります。可動式掲示板にプロジェクターを投影し、修学旅行の説明を行いました。
(2)合唱の練習
旧校舎では、学年で集まるときには体育館や多用室へ行く必要がありました。広いオープンスペースがあれば、すぐに学年で集まることができます。
オールフローリングで広い窓に面したオープンスペースは開放的で、DENに座っているだけでも気持ちのよいスペースです。これからも開放的なオープンスペースをどんどん活用していきます。
新校舎紹介 ~メディアセンター③~
新校舎の中で児童生徒からの好きな場所ランキングの上位にあがるメディアセンター。毎日、本を借りたり返したりしている児童生徒もたくさんいます。また中学部を対象に放課後も利用できるようになり、ますます利用しやすい環境となりました。
これまでメディアセンターの魅力をお伝えしてきましたが、メディアセンターはハード面だけでなくソフト面も魅力いっぱいです。今回はソフト面の魅力を紹介します。
1.専任担当教師によるサポート、授業
専任の教師が児童生徒の本選びや教師の資料選びのサポートやレファレンスを行っています。また、小1~小4までは「図書」という授業があり、読み聞かせなどの本を読む楽しさを伝える活動だけでなく、本の探し方などの図書の利用方法、そして出典の書き方などのレポートの作成方法も指導しています。
そして、ICT教育の一環として、「メディア教育」の授業も行っています。メディア教育では,全ての教科で活用できる「汎用スキル」を培っていく授業を目指しています。たとえば、小学部4年生のクラスで「百科事典」(『ポプラディア』)を活用する授業を行いました。動物・植物・食べ物・乗り物・宇宙・世界の国・スポーツ・音楽・ロボット等,子ども自身が興味をもった多様なテーマを百科事典で調べてプリントにまとめていき,クラスで一冊の「マイクラス百科事典」を作成しました。
2.メディアセンター通信
さらにメディアセンターを活用してもらえるよう、「メディアセンター通信」の発行を始めました。保護者の方へお送りするとともにHPからも閲覧ができます。
画像はメディアセンター通信No.1の一部(今年度の活動紹介や施設案内図)
3.様々なイベント
メディアセンターにより多くの子供たちが来て図書に親しみをもってくれるよう、メディアセンターでは、様々なイベントやワークショップを行っています。
6月には宝探しをしたり、7月は中学部によるビブリオバトル(オンライン開催)、10月にはハロウィン切り紙ワークショップや読書ビンゴを行いました。12月24日まで小学部対象にボランティアキャンペーンを、12月15日~22日で中学部対象にしおり作りワークショップや季節行事などを企画しています。
新校舎紹介 ~アクティブラーニング室~
「大学の教室みたい」と言われることが多いアクティブラーニング室。
アクティブラーニグ室は
・前後左右の壁・スクリーンに投影する4台のプロジェクター
・前面後面は全壁面ホワイトボード、窓側は移動式ホワイトボード
・移動しやすいキャスター付の机イス
・マイク、スピーカーの音響設備
が備わったグループワークやプレゼンをするために作られた特別な教室です。
また、メディアセンターと廊下を挟んで面しているため、メディアセンターを使った授業も行いやすい環境です。
プレゼンテーションの練習や成果発表会などで多く使われますが、教室の特徴を生かした面白い取り組みも行われています。
●プログラミング
3つのスクリーンで同時に3人がプレゼンを行っています。
●理科
スクリーン4面に砂場で作った仮想の山の頂上、上流、中流、下流を映し出し、それぞれの場所の水の流れを観察しました。
●数学
生徒が全壁面や移動式ホワイトボードを使って、全員が同時に数式を書き、興味のもった数式の説明を聞く授業を行いました。
授業の様子はこちらもご覧ください
中3 ウォーターレクリエーション
今日5、6時間目は中3がプールでレクリエーションをしました。新校舎のプールに入るのは初めてなので、大いにはしゃいでいました。水中リレーをやったり、バレーボールをやったり、水をかけあいしました。卒業前に新校舎で最高の思い出をまた一つ作りました。
新校舎紹介 ~和室③~
毎年お世話になっている茶道の先生から和室用に掛け軸と壺をいただきました。掛け軸と壺があるとより一層雰囲気がでます。今日は天母国小との交流会がありましたが、天母国小の児童・先生方も本格的な和室に驚いていました。
掛け軸には「一期一会」と書かれています。出会いを大切にしている台北日本人学校にピッタリの言葉です。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
新校舎紹介 ~和室② 箏コンサート~
11月23日昼休みに和室で箏コンサートを行いました。中学部の生徒の有志が音楽の授業で練習した曲を小学6年生に披露しました。その後の箏体験会では中学生が小学6年生に箏の弾き方をレクチャーしました。素敵なコンサート・交流の時間となりました。箏コンサートは23日、24日、25日の3日間行われます。
新校舎紹介 ~バーチャル新校舎見学~
最新技術を使い、新校舎の一部をバーチャルで見学できるようになりました!
新校舎紹介 ~ICT環境②~
台北日本人学校ではこれまでもICT設備の整備に力を入れてきました。昨年度は小学3年生以上にタブレット端末を配付し、今年度は小2にもiPadを配付しました。情報活用能力を、TJSの目指す児童生徒像を実現するための「基盤となる資質・能力」と位置づけ、すでに様々な授業において学習の道具としての活用が定着しています。
小2・小3 iPad 1人1台
小4~中3 Chromebook(ノートPC)1人1台
※小1は発達段階にあわせ共有iPadを使用しています。
また、同時に配慮しなければいけない情報モラル教育については、2020年度より日本の教育ネット社さんに依頼し、専門家が児童生徒向けにモラル授業を行っています。また保護者の皆さんにもご理解を深めていただくため、保護者向け講演会も実施しています。
昨年度の情報モラル授業の様子
昨年度の保護者向け情報モラルに関する講演会の様子
新校舎紹介 ~つながる学び 調べ学習コーナーの机選び~
メディアセンター内の調べ学習コーナーとアクティブラーニング室の学習テーブルは児童の意見を参考に選定を行いました。
2018年度の小学6年生(現中学3年生)が、「省スペース」「学習で使いやすい」という2つのキーワードをもとに、新校舎の「調べ学習コーナー」にどのような形の机を置くとよいのかを考えてくれました。算数の知識を使いながら議論を重ねた上、最終プレゼンに選ばれたのは、長方形、台形、円の3種類。それぞれの形状を生かした提案プレゼンは見ごたえのあるものでした。
当時の様子はこちら
そして、これらの意見を参考に最終的には、以下のとおり決定しました。
①調べ学習コーナー1 「台形」
②調べ学習コーナー2 「雲型(円の組み合わせで、円型の欠点を補う形状ともいえます)」
③アクティブラーニング室 「長方形」
新校舎に自分たちが提案した学習テーブルが採用されている。まさに「実社会につながる学び」となりました。
新校舎紹介 ~遊具広場~
新校舎では、限られたスペースで、できるだけ多くの子供たちが思いっきり体を使って遊べる遊具を採用しました。そして、「新しい学校に相応しい新しい遊具を入れよう」という思いで、面白い形の遊具を選んだのもポイントです。遊具広場は小学部の子供たちに大人気の遊び場所です。
これからもいっぱい遊んでくださいね。
旧校舎へのメッセージ
小学部の児童から寄せられた旧校舎へのメッセージを正面玄関前に飾りました。一人ひとりの思い出の言葉や感謝の言葉がつづられています。
新校舎紹介 〜旧校舎から新校舎へつながる思い〜
旧校舎から移設した家具や教材はたくさんありますが、特に多くの方の記憶に残っているであろう代表的なものについて新校舎での設置場所を含めて紹介します。
1.李登輝元総統による銘板
日本そして本校とも縁の深かった李登輝元総統。本校へも何度か足をお運びいただき、講演会をしていただいたり、また生徒と交流をしていただきました。旧校舎の校門に飾られていた李登輝元総統による銘板は、中鹿営造さんの手によりピカピカに磨かれ、まるで新品のような姿に戻りました。現在は新校舎の正門に飾られています。
2.旧校舎中央階段モザイク画
このモザイク画は旧校舎建設記念に製作されたものです。壁一面の作品は大迫力で、旧校舎の顔となっていました。卒業生のかたがたでも思い入れの多い場所のひとつかと思います。実物を移設することはできませんでしたが、専門技術により鮮明な画像として新校舎のシンボルであるメディアセンターのブックタワーに展示しています。
3.平成9年度卒業制作 校歌板
これまで多くの子供たち、活動、行事を見守ってきた校歌板。旧校舎の体育館に設置していたものをそのまま新校舎アリーナへ移設しました。これからもたくさんの思い出を見届けることになるでしょう。
その他、現在は工事用フェンスで隠れてしまっていますが、中山北路側塀の中3卒業制作はそのままの形で残ります。
新校舎のコンセプトであるつながる学校。旧校舎の思いが新校舎につながり、そこに新しいエネルギーを加え、さらに素晴らしい学校にしていきたいと思います。
« 前の記事へ